CMで真矢みきが出ると、ど~しても椿鬼奴に見えてしまうTARです。
好きだわぁ、鬼奴姐さん。ハスキーヴォイスっていうよりしゃがれ声。
発泡酒飲み過ぎ。煙草吸い過ぎ。あの化粧も必要か?って思うけど好き♪


いやぁ、行ってきたよ、カレー鍋。いや「輝け!主婦バンド」 の舞台。
雨ん中をよぉ。後輩Sを連れて。軽~く酔っ払った状態で観てきました。
下調べもせずに行ったから知らなかったんだけど、チケット代8,000円!
え~っ!ってカンジ。女芸人エド・はるみの初主演の舞台で8,000円って!
TVドラマや映画で主役級の役者が出てるワケでもねぇのに8,000円って!
有名脚本家なワケでも、演出家が有名なワケでもねぇのに8,000円って!
ハウス食品がタイアップしてカレー鍋のCMみたいな舞台で8,000円って!
オレの経験から言って、8,000円ってそれなりに主役級の俳優さんがいて、
そこそこの劇場で「8,000円?まぁ、妥当なんじゃねぇの?」レベルだろ?
コレ、多分、ハコ代なんだろうなぁ。演者のギャラじゃねぇだろうなぁ。
初めて行ったル・テアトル銀座だったんだけど、すげぇ良かったもん。


チケット代が仇になったか、1/4ぐらい空席。あちこちボコボコ空いてる。
それでも、オレらと同じように、なんらかの招待客っぽい人ばっかなの。
実際、オレらの後ろの女性2人組は「どうせ座ってるだけだしね」って。
「つまんなければ寝てればイイしね」って。明らかに金払ってねぇだろ!
そんなお客さんばっかりだからか、初めての観劇だったんじゃねぇかな、
演者が舞台に出てきたら拍手してんの。寄席じゃねぇんだからさ。
特に、中澤裕子が出てきた時の、中澤裕子ファンの拍手、尋常じゃねぇよ。
最前列のド真ん中に陣取った4~5人が、待ってましたとばかりの拍手。
こんな舞台に8,000円払って来てる中澤裕子ファンの熱心さに頭が下がる。
ごめんなぁ、オレら、ご招待で観に来てて、文句ばっかり言ってるよぉ。
キミ達のような「ヲタ」達が日本経済を下支えしているってのにねぇ。


内容は、まぁ、期待は全くしてなかったけど、悪くはなかったですよ。
2幕構成で、1幕のオープニング、エド・はるみと杏子とのシーンは
「うぉぉ、地獄!」って思うぐらいお粗末過ぎて観てらんなかったけど
人間は地球上、最も優れた適応能力を持つ生物っつ~のはホントだよ。
15分ぐれぇ観てるうちに、慣れた。学芸会レベルでも慣れるモンだねぇ。
あらすじは、コンビニでパートで働く平凡な主婦(エド・はるみ)が、
幼馴染の悪友(杏子)の思いつきで、万引き常習犯の主婦(中澤裕子)や
近所に住む元プロミュージシャン(秋野陽子)とバンドを結成する。
そこに、息子の受験問題や夫のリストラ問題が絡みつつ、紆余曲折する。
そして最後には、Deep Purpleの「Smoke on the Water」を演奏して終劇。
え~っと。これだけで、なんとなく既に観た気分になっちゃうでしょ?
それだけのカンタンなお話。舞台でやる必要ねぇ気がする脚本だよね。
日曜の昼3時ぐらいからの2時間ドラマでやりゃ良かったんじゃねぇの?
暗転がめっちゃ多い脚本だったから、その間、カレー鍋のCM流してよぉ。
でも、中澤裕子は良かったよ。演技も演奏も歌も。一番良かったと思う。
って言っても、他のカンパニーに行ったら最下層レベルにいると思うけど。
秋野陽子も女優って言っても、コミカルな芸風の女優さんじゃない?
あと、萬田久子とか、この年代でコミカルな演技が出来る女優さんって、
オレは好きだけど、楽器は別だよな。それも、オレがやってたベースだし。
そりゃ見方は厳しくナッチャウヨゥ!いや、頑張ってたとは思うけどねん。


で、最後、劇場の出口で絶対にカレー鍋の試供品を配ると思ってたよ。
だって、あんだけカレー鍋のCMやってて、セリフで使ってるんだもん。
でも、まったくなんにもなかったね。カレーのニオイすらなかったね。
なんのためのハウス食品のタイアップだっつの!フルーチェぐれぇ配れ!
あ、あと、休憩時間にエンリケ見たよ。元バービーボーイズのエンリケ。
って言うより、某歌姫のバックバンドのエンリケと言った方が早いか?


当日券は余りに余ってるっぽいんで、ナニも試供品は配られないけど、
中澤裕子のファンで8,000円がイタくない人は観に行ってみればイイよ。